「俺たちの箱根駅伝」第1話 感想|走る選手と“中継を作る人”の二つの物語が始まった【ネタバレあり】

朝日の山道と中継カメラ、たすきが置かれた椅子のイラスト

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池井戸潤さんの小説を原作に、日本テレビが箱根駅伝の中継の裏側まで描くドラマ「俺たちの箱根駅伝」。2026年10月10日に放送された第1話「改革か信念か」の感想をまとめます。毎週の放送後に追記していきます。

※ 第1話のネタバレを含みます。

結論:題材の面白さは十分。あとは「一人ひとり」をどれだけ好きになれるか

  • 走る選手だけでなく、中継を作るテレビ局の人たちにも焦点が当たるのが、このドラマならではの面白さ。
  • 現場の信念と上層部の都合がぶつかるテレビ局パートは、池井戸作品らしい熱さが期待できる。
  • 一方で、テレビ局と選手の二つの軸を追うぶん、第1話の時点では「誰に感情を預ければいいか」迷う場面も。

評価:★★★★☆(4/5) ※第1話時点の評価です

こんな人におすすめ:毎年お正月に箱根駅伝を見ている人、日曜劇場のような「組織と信念のぶつかり合い」が好きな人。

作品データ

放送日本テレビ系 土曜ドラマ(2026年10月10日スタート)
原作池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋、上下巻)
主なキャスト大泉洋(徳重亮/大日テレビ スポーツ局チーフプロデューサー)、伊藤沙莉(宮本菜月/センターディレクター)、山下智久(甲斐真人/明誠学院大学 陸上競技部 新監督)、小林虎之介(青葉隼斗/明誠学院大学4年)ほか
主題歌桑田佳祐「神々の襷」
見逃し配信TVer(最新話を無料配信)、Hulu

日本テレビは1987年から箱根駅伝を生中継していて、このドラマは主催の関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て制作されていると公式サイトで紹介されています。

第1話「改革か信念か」のあらすじ

舞台は、箱根駅伝の本選出場をかけた予選会。2年連続で本選を逃している古豪・明誠学院大学は、ケガから復帰した4年生エース・青葉隼斗の走りに復活をかけていました。中継を担う大日テレビのスタッフも明誠の復活を期待しますが、レース終盤、チームに“魔物”が立ちはだかります。

一方テレビ局では、視聴率にこだわる編成局長が箱根駅伝中継の「テコ入れ」に乗り出し、スポーツに興味のない層も取り込めるバラエティー色の強い演出を求めます。主役はあくまで走る学生たちだと考えるチーフプロデューサーの徳重は反発。その決断が局全体を揺るがす問題に発展していきます。そんな中、かつて明誠のエースとして活躍した甲斐真人が、18年ぶりに箱根の世界へ戻ってきます。

ここが刺さった①:毎年見ている“あの中継”の裏側がドラマになる

箱根駅伝好きとして何よりうれしかったのは、走る選手だけでなく、中継を作る人たちにも焦点が当たっていることです。毎年お正月に見ているあの放送の裏側まで、ドラマの題材になるのは面白いところです。

ここが刺さった②:「誰のための中継なのか」というテレビ局パートの対立

日曜劇場好きとしても、現場の信念と上層部の都合がぶつかるテレビ局パートは見逃せません。視聴率のための演出か、それとも学生たちの“今”をそのまま届けることか。「誰のための中継なのか」という対立には、池井戸作品らしい熱さを期待したくなります。

気になった点:二つの軸を追うぶん、感情を預ける相手に迷う

ドラマとしては、テレビ局と選手の二つの軸を同時に追うぶん、最初に誰へ感情を預ければいいのか迷うところもありました。題材の大きさ以上に、一人ひとりを好きになれる描写がもっと欲しいところです。

また、自分は箱根駅伝が好きだから自然に入り込めましたが、普段駅伝を見ない人にも、選手が走りたい理由や負けた悔しさが届いてほしいとも感じました。駅伝を知っていることが前提になってしまうと、もったいない作品です。

今後への期待

この先に期待したいのは、大逆転の爽快感だけではありません。敗れた選手や、脇で支える人にも意味があると思える物語になってほしい。箱根駅伝の熱さと、ドラマとしての人間の面白さがつながっていくかに注目です。

第2話「学生連合チーム始動」(10月17日放送予定)では、予選会で本選出場を逃したチームの選手から選ばれる「関東学生連合チーム」が動き出すと予告されています。甲斐が率いる新しいチームの物語で、選手一人ひとりの描写がどこまで深まるかが見どころになりそうです。

見逃し配信・どこで見れる?

最新話はTVerで無料配信されています。Huluにも作品ページが用意されているので、全話をまとめて見たい人はHuluも選択肢になります(Huluは月額1,320円)。配信期間や対象話数は各サービスでご確認ください。

ほかの秋ドラマの放送日と配信先は2026年秋ドラマ一覧、配信サービスの比較はVOD比較をどうぞ。

よくある質問

Q. 原作はありますか?

池井戸潤さんの小説『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋)が原作です。週刊文春での連載を経て、上下巻で刊行されています。

Q. 箱根駅伝を知らなくても楽しめますか?

テレビ局の組織ドラマとしても見られる構成です。ただ、予選会や学生連合チームなど駅伝ならではの仕組みも物語に関わってくるので、知っていると入り込みやすい部分もあります。

Q. 主題歌は誰が歌っていますか?

桑田佳祐さんの「神々の襷」です。

第2話の感想は放送後に追記します。



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けいエンタメライター|年間200本以上のドラマ・アニメを視聴
ドラマ・アニメ・映画を中心に年間200本以上の映像作品を視聴するエンタメライター。IT業界出身で、公式情報と一次ソースに基づく正確な情報整理を大切にしています。2024年よりSimple Noteを運営し、新作ドラマのキャスト・あらすじ情報や、アニメの配信・視聴ガイドを発信中。「知りたい情報に最短でたどり着ける記事」を目指しています。