第62回メフィスト賞を受賞した五十嵐律人氏のデビュー作『法廷遊戯』
この度、待望の映画化が発表され、2023年11月10日(金)に公開予定です。
本作は原作者の五十嵐律人氏が現役司法修習生時代に刊行した法廷ミステリー小説。
主演を務めるのはキンプリ(King&Prince)の永瀬廉さんということで話題となっています。
法廷劇ということもあり、お堅い映画なのかなと思っていたのですが、先日解禁された場面写真にびっくり。
◢◤映画『#法廷遊戯』◢◤
⠀⊱∘ 場面写真 解禁 ∘⊰「ゲームのプレイヤーは貴方なの」
「お願い、私を弁護して」美鈴(#杉咲花)の言葉に突き動かされた
セイギ(#永瀬廉)がとった、究極の選択とは!?⚖️ノンストップ・トライアングル・ミステリーが今、開廷する!⚖️
11月10日公開— 映画『法廷遊戯』 (@houteiyugi_mv) September 25, 2023
永瀬廉さん・杉咲花さん、主演のお二人の距離が近い!
2人は恋人同士の役柄なのか、この作品はラブストーリーなのか。
はたまた、映画の中でキスシーンがあるのか、ファンにとっては気になるところですよね。
果たして映画『法廷遊戯』にキスシーンはあるのでしょうか?
【法廷遊戯】キスシーンはある?
映画『法廷遊戯』のメインキャストは、キンプリ(King&Prince)の永瀬廉さん・北村匠海さん・杉咲花さんと超豪華!
若手俳優の共演とあって、気になるのはラブシーンがあるか・ないかですよね…
特にキンプリファン・永瀬担のみなさんは気になるところだと思います。
そこで、『法廷遊戯』にラブシーンがあるのか調査しました。
【法廷遊戯】永瀬廉のキスシーンはある?
結論から言いますと『キスシーンがある可能性は高い』です。
公式で場面写真を公開したということはありません。
しかし、原作では物語の終盤に永瀬廉さん演じる主人公のセイギと、杉咲花さん演じるヒロインの美鈴によるキスシーンが盛り込まれています。
しかもこのキスシーンは物語にとってとても重要な演出。
映画版で省かれることはないのではと予想されます。
では、二人は恋愛関係に発展し、ラブストーリーとなるのかという点について。
原作では、2人が普通のカップルとして過ごしたり、結婚に発展するといった様子は見られません。
『恋仲』というよりは『共犯』もしくは『共依存』の関係性に近いといった印象です。
映画版ですので、多少の脚色はあるかもしれませんが、物語の内容的には恋愛要素は薄いと予想します。
\永瀬廉さん主演「真夜中乙女戦争」もおすすめ!/
【法廷遊戯】キスシーンはある?
原作の『法廷遊戯』に恋愛要素はあまり含まれていません。
物語の内容的にも登場人物的にも映画版で恋愛要素が描かれるような場面はないかと思います。
先日、出演キャストが公式より追加発表されました。
◢◤映画『#法廷遊戯』◢◤
セイギ(#永瀬廉)たちが通う
ロースクールの同級生5名解禁️八代公平 役/#豊田裕大
️安住 尊 役/#芳村宗治郎
️杉本佳奈 役/#安野澄
️衛藤麻衣 役/#高橋春織
️中野竜也 役/#重徳宏⚖️ノンストップ・トライアングル・ミステリーが今、開廷する!⚖️
11月10日公開 pic.twitter.com/iy6IKUud9J— 映画『法廷遊戯』 (@houteiyugi_mv) August 21, 2023
ロースクール時代の同級生5人の中でカップルが成立しているという描写があれば、恋愛要素もでてくるかもしれませんね。
次に主演以外のキスシーンの有無について。
ヒロインの美鈴には、自身が育った児童養護施設で施設長から性的暴行を受けていたというショッキングな過去があります。
年齢制限を設けている映画ではないので、そこまで酷い描写は無いと思われます。
しかし、映像化するにあたり凄惨なシーンの演出として、キスシーンもあるかもしれません。
【法廷遊戯】原作のあらすじをネタバレ!
ではここで『法廷遊戯』の原作のあらすじについて、ネタバレを含みながらご紹介します!
ざっくり内容をまとめてしまうと、『結城馨による復讐劇』となります。
登場人物
久我 清義 |
ロースクールに通い弁護士を目指す青年。 |
織本 美鈴 (おりもと みれい) |
清義と同じロースクールへ通う女性。 清義とは秘密を共有している深い仲。 |
結城 馨 (ゆうき かおる) |
清義と同じロースクールへ通う司法試験を突破した優秀な学生。 |
あらすじ
無辜ゲームとは?
清義・美鈴・馨が通う法都ロースクールでは『無辜ゲーム』という模擬裁判を模した遊びが流行していました。
発案者は結城馨です。
- プレイヤーは加害者・被害者・審判者の三名。
- 加害者が何らかの罪を犯し、現場に天秤のマークを残すことでゲーム開始。
- 被害者は無視をする、通報する、無辜ゲームに受けて対戦するという3つの選択肢がある。
- ゲームに参加する被害者(告訴者)は審判者に対して、証人を引き出し、犯人を指名する。
- 審判者は被害者による犯行の立証、犯人の指名が終わると勝敗の宣告をする。
- 敗者には同害報復(仕掛けたときの加害と同等)の罰が与えられる。
- 立証が不十分で被害者(告訴者)が負けた場合、無辜の人間に罪を押しつけようとしたという理由で告訴者が罰を受ける。
ある日、清義と美鈴もターゲットとなり2人は『無辜ゲーム』に巻き込まれることになりました。
無辜ゲームの中で、清義と美鈴の過去の罪を暴露されることに…。
何とか『無辜ゲーム』を終わらせることはできましたが、二人の過去の罪を知る黒幕までは突き止めることが出来ないまま、ロースクールを卒業します。
事件
卒業から約1年後、馨から清義のもとに『再び無辜ゲームをしよう』という内容のメールが届きます。
同窓会の招待だと思った清義はメールで指定された日に母校の法都大ロースクールを訪れました。
模擬法廷の扉を開けると、胸元にナイフが突き刺ささり仰向けに倒れた馨と、傍らで呆然といている美鈴がいました。
『私の弁護人になってほしい』という美鈴の言葉に従い、自ら事務所を立ち上げ弁護人となる清義。
しかし美鈴は状況証拠から見ても完全に『クロ』で、味方の清義にまで黙秘を貫く始末。
本来なら弁護を放棄したい状況ですが、清義は自力で事件の真相を暴くために動きます。
それは二人が同じ児童養護施設で育った仲であり、共に罪を犯した仲という深い絆で繋がっていたからです。
清義と美鈴の過去と罪
清義は、16歳の頃に起こした児童養護施設の施設長をナイフで刺しました。
美鈴が施設長に性的暴行を受けていたからです。
清義は少年院に送られる予定でしたが、施設長の清義を庇う供述により解放されます。
供述を促したのは美鈴でした。
隠しカメラで施設長の暴行現場を録画しており、脅迫に用いたのです。
同時に金銭も要求しており、そのお金で施設を出た二人は法の道に進むべく、犯罪に手を染めて法学部の学費を稼ぐのでした。
その犯罪とは『痴漢詐欺』
無実の男性からお金を巻き上げる卑劣な犯罪です。
この二人の犯行の被害者となり、冤罪によって自ら命を絶ってしまった犠牲者が結城馨の父親でした。
現役の警察官であった結城馨の父親は、美鈴を逃すまいと手首と掴んでいましたが、誤って2人揃って階段から落ちます。
このことで結城馨の父親は傷害罪でも起訴されることになりましたが、実は2人を階段から突き落としたのは清義。
階段から落ち、倒れた結城馨の父親のジャケットの胸ポケットに盗撮映像が保存されたペン型のカメラを仕込んだのでした。
結城馨は犯行の一部始終を目撃しており、父親が冤罪であることと2人の犯行を知っています。
しかし復讐を望まない父親に制止され『復讐が叶わないのであればせめて報いを受けさせよう』と入念な計画を練っていたのです。
無実の罪で有罪判決を宣告したこの国の司法にも報いを受けてもらおうと考えていた馨。
父親の痴漢冤罪事件の再審請求が真の目的でした。
父親の無実を証明したかったのです。
事件の真相と罰
事件当日、模擬法廷内の様子は馨により、録画されていました。
美鈴と馨の一連のやりとりは事前に打ち合わせされており、すべてが馨のシナリオ通りでした。
自ら被害者になることで、美鈴を刑事裁判に送り込む。
馨はあの日、『殺人未遂』の被害者となり、美鈴を刑事裁判に送り込む算段で、持参したナイフを自らの胸元に突き付けていました。
しかし、ここで誤算が生じます。
美鈴は、そのナイフを止めるよう指示されていましたが、口封じの為に胸元を突き刺し薫を殺したのでした。
全ては自分を救ってくれた清義を守るため。
これまでに犯した過ちが公になれば、清義の弁護士としての道は閉ざされてしまうことを恐れ、馨を手にかけたのでした。
録画されていた映像には、美鈴と馨が倒れ込んだ場面までしか映っておらず、馨が自ら命を絶ったとしか判断されませんでした。
これにより、薫の死の真相は伏せられ、美鈴は無罪となります。
しかし真実の暴露と引き換えに、罪を許そうとした馨の想いを受け取った清義。
美鈴を無罪にして、自らは警察に出頭する決断をするのでした…。
長いのでまとめると…
- 清義と美鈴はロースクールに通うべく、痴漢詐欺で学費を稼いでいた。
- 馨の父は2人の痴漢詐欺の被害者となり自ら命を絶つことに。
- 馨は犯行に及んだ2人と共に無実の父を死に追いやった司法機関にも報いを受けさせようと計画していた。
- 美鈴は清義を守るべく馨を殺害。
- 清義は美鈴を無実にするため弁護した後、過去の傷害の罪で出頭。
といったあらすじになります。
\『法廷遊戯』原作小説はこちら/
美鈴は罪を償う為に、罰で赦されることなく罪と向き合い続ける人生を。
清義は罪を償う為に、罰を受ける人生を選ぶという形で終わる本作。
長くなってしまうので割愛していますが、全ては馨の発案した無辜ゲームのルールに従い物語が進んでいます。
ここでは書ききれない面白さがあるので、是非原作も手にとってみてください!
【法廷遊戯】原作と映画の違いは?
映画版『法廷遊戯』に原作とは違ったオリジナル要素はあるかどうかについて。
調査しましたが、2023年9月現在オリジナル要素についての情報は一切ありませんでした。
登場キャラクターについては、随時X(旧Twitter)にて更新されていますが、オリジナルキャラクターも今のところ発表されていません。
またストーリーにオリジナル要素があれば、公式サイトなどでも『映画オリジナルストーリー』などと書かれるケースがあります。
しかし、それもありません。
セリフなどは原作と変更点はあると思いますが、原作と映画版のストーリーに大きな違いは無さそうです。
まとめ
今回は【法廷遊戯】キスシーンはある?原作のあらすじをネタバレ!と題してまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
本作品は『面白かった』と評価が高い一方で、『法律の専門用語が難しい』という声もある作品です。
今回、映像化することで、より法律やキャラクターの心情を深く理解できるかもしれません。
公開が楽しみですね。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。